こおにたびらこ (小鬼田平子) 

学名  Lapsanastrum apogonoides (Lapsana apogonoides)
日本名  コオニタビラコ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  タヒラコ・タビラコ(田平子)、カワラケナ、ホトケノザ
漢名  稻槎菜(トウササイ,dàochácài)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  
英名  Common nipplewort
2023/02/06 入間市宮寺
      (この年の人日は、2023/01/28でした)

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2010/04/09 同上
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 ヤブタビラコ属 Lapsanastrum(稻槎菜 dàochácài 屬)については、ヤブタビラコ属を見よ。
 和名の「田平子(たびらこ)」は、早春のロゼットが田の地面に平に広がっているようすから。 コオニタビラコとは、「小型のオニタビラコ」の意だが、オニタビラコとは「大型の田平子」の意。従って、小鬼田平子という名は、『小型の「大型の田平子」』となり、「無駄な名である」(『改訂増補 牧野新日本植物大図鑑』)
 なお、近縁のオニタビラコ・ヤブタビラコのほか、別科のキュウリグサも、田平子の名で呼ばれた。
 他面、早春のロゼットを仏像の蓮華座に見立てて「仏(ほとけ)の座(ざ)」ともいい、春の七草の一としてはこの名でよばれた。
 [但し、今日では全く別の草がホトケノザと呼ばれている。]
 別名とされるカワラケナは、葉の形に基づくという。
 『大言海』に「カハラけな 鷄腸草〔土器菜ノ義ニテ、其葉ノ狀ニツキテ云フ語ト云フ〕・・・此菜ヲ、春ノ七種(クサ)ニ用ヰル時ハ、佛座(ホトケノザ)、或ハ田平子(タビラコ)ト稱ス」と(『言海』略同)。但し、この草はまた「五瓣ノ小花ヲ開ク、靑白色ナリ」という、即ちこれはキュウリグサである。
 『大和本草』に、「黄瓜菜{タビラコ} ・・・一名黄花菜。本邦人日七種ノ菜ノ内佛ノ座是ナリ」と。 
 北海道・本州・四国・九州・済州島・陝西・華東・湖南・兩廣・雲南に分布。
 稲作の休止期間を利用して生活し、水田以外ではほとんど見られない(『週刊朝日百科 植物の世界』)
 中国では、全草を薬用にする。『全國中草藥匯編 下』p.820
 日本では、嫩葉を茹でて食用にする。
 鎌倉時代以来、春の七草の一に仏座(ほとけのざ)が挙げられている。しかし、そのほとけのざ(仏座)とは、今日のホトケノザではなく、このコオニタビラコであるという(牧野)。春の七草の仏座については、春の七草をも見よ。
 「往々鈍苗ヲ食用トス。古、春ノ七草ノ一ナルほとけのざハ、此種ナリ。然ルニ多クノ人々たびらこヲむらさき科ノモノトスルハ誤ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。ここに「むらさき科ノモノ」とは、上に記したキュウリグサ

 「黄花菜(タビラコ)」は、「春民家に食とす。味よき物なり」と(宮崎安貞『農業全書』)。
 「ほとけのざ ・・・春の七草の一で別名をタビラコ(田平子)という。・・・食用にするのは厳寒から早春にかけての若菜で、すなわちナナクサガユに入れられる。ゆでて和え物・ひたし物にすると一種の香気があり、・・・」(本山荻舟『飲食事典』)。
  
    是ならば踏でも來たり佛の坐 (梅室) 
   

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